北行きシルバーライン
推進入線
行き止まりである上野駅のホームに北斗星の客車が機関車に押され入線する。
北斗星は子供の頃からの憧れの寝台列車で高校生の頃にバイトしたお金で乗った思い出の列車だったのですが、恥ずかしながら上野駅の構造も知らなければ推進運転で入線してくるなんて思いもしませんでした。
鉄道雑誌でこのような入線をすることを知り、一度見てみたいと夢叶ったのが北斗星の廃止報道が出る数日前でした。
機関士からは進行方向が見えない推進運転。
特別な資格を持った車掌さんが先頭客車の貫通扉を開け前方の安全を見守ります。
尾久車両センターから約5キロ。
暑い夏、寒い冬。
そして雨の日も雪の日も毎日繰り返されたこの光景。
こんな味のある光景も昔話になってしまいました。
可搬式の前照灯を外し出発への準備を進めます。